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色気と食い気の微妙な関係

色気と食い気の微妙な関係

視覚や聴覚などの五感で受けた情報は、脳内のそれぞれの感覚野にキャッチされたのち、前頭葉に伝わると性的興奮に変えられます。性的興奮の情報は、前頭葉から脳の視床下部と辺縁系に伝えられ、ここで性欲に格上げされて再び前頭葉に戻されて、性行動に移るかどうか判断されます。

性的興奮を性欲に変える視床下部には、「セックスしたい脳」と「セックスする脳」があります。「セックスする脳」は男性にはひとつ、女性にはふたつあり、女性にだけある方の「セックスする脳」は、食欲と関係があります。

食欲の中枢

食欲をコントロールしているのは脳の視床下部にある「満腹中枢」と、外側部にある「空腹中枢」。満腹と空腹はそれぞれ別々の部分で判断しています。食べ物をたくさん摂ってお腹がいっぱいになると、血液中のブドウ糖の量が増えます。すると満腹中枢が働いて信号を発し、それが前頭葉に伝えられると、「満腹」と判断されそれ以上食べたくなくなります。

食事をしてから時間が経過して血液中のブドウ糖の量が減ると、空腹中枢が活発に動きます。空腹中枢からの信号が前頭葉に伝えられ「空腹」と判断されると、「お腹がすいた」「何か食べたい」という欲求につながります。ふたつの中枢のうち、「満腹中枢」があるのは、女性の「セックスする脳」と同じ部分です。

性欲と食欲の関係

女性が恋をすると食欲がなくなることがありますが、「セックスする脳」が活発に働くため、満腹中枢が満たされることが原因ではないかとも言われています。「セックスをすると女性はやせる」という俗説がありますが、あながちデタラメでもないのかも知れません。逆に、恋人がいない女性は間食に走って太ってしまう、というのも、「セックスする脳」が満たされないから、とも考えられます。

男性の「セックスする脳」も満腹中枢とは2mmしか離れておらず、背中合わせの位置にあるので、男性の場合も影響があるとも考えられます。女性をベッドに誘いたいときには、お腹いっぱいにさせない方が良いでしょう。これとは直接の関係はありませんが、ED薬のバイアグラは満腹時に服用すると、効果が半減することがあります。セックスするのは食後すぐではない方がベターなのでしょう。

男性も女性も、無理なダイエットを繰り返したり暴飲暴食をしたりして、満腹中枢と空腹中枢の活動が乱れると、性欲中枢が混乱して性欲が減退する可能性もあります。

食欲中枢と性欲中枢とはつながりがあります。そのため、色気と食い気との間には関係がありそうです。
参考サイト→「食欲」が満たされると、「性欲」も満たされる!?2つの密接な関係。【Doctors Me】