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不妊治療最前線

不妊に悩むカップルが増えていますが、そもそも不妊の定義はどうなっているのでしょうか?医学会の定義では「2年以上にわたって子供を望んで性行為を続けているのに赤ちゃんができない」となっています。子供ができないからといって、肉体的な苦痛があるわけでなく、ほかの病気のように症状もないので、苦しみは精神的なプレッシャーです。

不妊症に悩むカップルは10組に1組いるといわれ、決して珍しくはありません。テレビ番組などに刺激されて、いきなり「体外受精を」と医師に相談するカップルもいるそうですが、まずは不妊の原因を突き止めるところから、治療を開始すべきです。

最初に試すのは最も基本的な方法、セックス

不妊の相談は不妊専門の病院がベターです。不妊の原因がわかったら、それに応じて治療が開始されます。性感染症などが原因の場合には、その治療がまず先です。

「タイミング療法」は最も基本的な治療です。毎日基礎体温を測ることで排卵時期を予測し、そのタイミングでセックスをすることで妊娠確率を上げる方法。治療の最初に行うもので、もっとも成功確率が高いです。避妊法の「オギノ式」を逆にするようなものです。妊娠は排卵日にしかしないので、月に一度のチャンスとなります。

他にはどんな不妊治療があるのか

ホルモン異常が原因の場合には、「HMG-HCG療法」を行います。性腺刺激ホルモンを注射することで排卵を起こさせ妊娠の可能性を高めます。いわゆる排卵誘発剤の治療です。

「配偶者間人工授精」は、」夫から採取した精子を妻の子宮に注入するものです。試験管などでの授精ではなく、あくまでも体内に注入するものですので、セックスによる受精と基本的には同じですが、妊娠率は5%~10%程度と言われています。

「体外受精」は、卵子と精子を体外で受精させて受精卵を作り、子宮に戻す方法です。卵管の閉塞や、精子が少ないときなどに行われます。静止の状態が悪く体外受精でもうまくいかないときには、「顕微授精」を行います。顕微鏡を見みながら、卵細胞に針を刺して精子を注入します。男性が精子のない「無精子症」でも、精巣内に精子のもととなる細胞があれば妊娠が可能です。

この他に匿名の第三者の精子を使う非配偶者間人工授精があります。妻以外の卵子を使った体外受精もあります。国内では未認可ですが、子宮を失った女性の代わりに受精卵を妊娠・出産してもらう「代理母」もあります。これらは、倫理的な問題や、法的な問題、子どもの引き渡しや謝礼に関するトラブルなどさまざまな課題がありますが、不妊夫婦にとっては選択肢が増えていると言えるでしょう。

不妊に悩むカップルが増えていますが、まずは原因を調べることが大切。現在ではさまざまな方法が開発されていますので、専門クリニックに相談することから始めましょう。

参考サイト→http://allabout.co.jp/gm/gc/299918/2/