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エロスの追求が生み出した色んな体位

人間は二本足で歩きます。サルと人間の大きな差は、二本足で歩けるかどうかでしょう。直立して歩くことができるようになったために、人間の体は重い頭を支えることができるようになりました。四本足で歩く他の動物は、頭が重いと歩行困難です。人類の頭の重量は、全動物の中で最も大きくなっていますが、巨大な脳容積を確保できるようになったことが、人類の知能の発達に大きな役割を果たしています。

二本足歩行を始めたことで体型や暮らし方も変わりました。骨盤の形は変化し、両手で物を持ったり、重たいものを持ち上げたりできるようにもなります。こうした変化はセックスの体位も変えました。

動物はみな後背位

動物のセックスは、ほとんどが後背位です。四足で歩行しているため、膣が後ろにあり、オスがメスの後ろからペニスを挿入するのが普通です。サルの仲間の中には正常位に近い形でセックスするものもありますが、後背位、正常位以外の体位はとりません。

二本足歩行をはじめた人類は、前頭葉が発達して性交の体位についてもさまざまなアイデアを考えつきました。動物にとっては、性交の目的は生殖のみですが、人類は快楽の追求のためにするようになり、それが体位の多様化にもつながりました。

さまざまな体位

人間の体位には、男女が向かい合わせに行なう「前向位」と、男性が女性の後ろにつく「後向位」とに大別されます。一般的には前向位が多く、これは二歩足歩行によって、骨盤の形が変化し膣の位置が前に移動し、向かい合う姿勢の方がペニスが挿入しやすく密着感も高いためです。また、向かい合って見つめあいながらできる体位のため、愛情を確認しやすいことも、前向位をポピュラーにしている要因でしょう。

後向位は、20世紀中ごろまでは「動物の交尾」を連想させるということで、あまり一般的ではありませんでした。現在では、ペニスが深く入りやすく女性の快感を得やすいことで、人気のある体位となっています。前向位で一番ポピュラーなのは正常位。仰向けに寝た女性が脚を開くことで膣の入り口が開いてペニスの挿入が容易な体位です。

仰向けの男性の上に女性が乗る騎乗位(乗馬位)は、女性が自分のペースで膣を刺激でき快感をコントロールできることから人気です。男性が女性の乳房を愛撫できることから、半数のカップルが利用していると言われます。この他にも、座っている男性の上に女性が座る座位、立って交わる立位、わき腹を下にして横たわってする側位などもあります。

人間が二足歩行を始めたことがセックスの体位を工夫するきっかけとなりました。カップルがさまざまな工夫をして、前向き、後ろ向き、横向き、立って、座ってなど色んなものがあります。